日本語化の際の固有名詞問題、カタカナ化を避ける理由

GAME LIFE blog

逆に一般名詞まで英語のままだと無駄に読みにくいので、これらがごちゃ混ぜになったゲーム作品ではどこからどこまでカタカナ化するか、という問題も出てくる。


究極的には公式日本語版のように、全て同一のカタカナ英語で統一できるのが理想なのだが、これは有志による協力翻訳の限界のようなもので、そこまで完璧な連携を求めるのは苦しいだろう。数人のボランティア・チャンピオンがガイドラインに沿い、きちんとした統制の下に行動できれば可能かもしれないが、それだとどうしてもクローズドな作業になってしまい「ちょっとしたボランティア」の参加が難しくなる。


逆に全てを英語表記で統一してしまうというのは、個人的には論外。日本語と英語があまりにも混ざりすぎていると、それはもはや日本語でも英語でもない文章となる。ゲーム翻訳というのは不特定多数が読めるようにするためにあるのだから、それならまだ不完全なカタカナ表記で統一した方が読みやすいだろう。

これはDota 2の翻訳でも議題に上がってるな。
現在のところ、他のゲームでもよく使われる用語はカタカナ英語、固有名詞は英語という風に統一されているけど。
Dotaプレイヤーにどちらがいいか聞くと英語表記のままという声もあるので難しい。
自分は日本で売られている公式日本語版は大半がカタカナ英語で統一されているのと、記事で指摘されている通り「不特定多数が読めるようにするため」というのを理由に固有名詞もカタカナ派ではあるけど。
iTuneやアンドロイドのストアレビューで「英語だから」という理由だけで星一つなんて馬鹿げたことをするお国だからね。
いくらボランティアでやっているとはいえ、公式でリリースするものだからクオリティはしっかりしておきたい。