GeForce GTX 1070購入、ゲームベンチマーク


ケースだけ撮影して、カードを撮影してませんでした。
買ってしまいましたGeForce GTX 1070。買ったのはMSIGeForce GTX 1070 ARMOR 8G OCで、ドスパラからお値段税込み約5万5千円で購入。8月中にもう一段安くなるっていう噂があるけど我慢できなかったし、今使っているGeForce GTX 960 4GBを1万円以上で売り払えれば実質4万円台となる。
ただカードサイズが270mm以上あるものが大半で、今使っているケースでは収まらないのでケースまで交換する羽目に。


60度以下まではファンは回転せず60度超えると回転数が上がるというセミファンレス仕様となっており、GPU温度はアイドル時は45〜50度、ゲーム中は70度近くまで上がる。
970並の消費電力で980 TiかTITAN Xと同等かそれ以上の性能と言われている、このカードの実力を早速各種ゲームベンチマークで確認してみましょう。
CPUはCore i5 4670K 3.8GHz、メモリはDDR3-19200 16GB、GPUGeForce GTX 1070 8GB、OSはWindows 10という環境での計測。
動画はShadow Playで録画しており、通常時と比べて(若干ではあるものの)フレームレートが低下しているがその点はご了承を。


設定は解像度1920*1080、画質設定は最高設定にしておりMSAAは4xの状態での計測。草原地帯で40〜50fpsに落ち込むが、市街地ではほぼ50〜80fpsをキープしており快適に動作。


解像度は1920*1080、DirectX 11、アンチエイリアスをSMAAにしている以外は全て最高設定。ほとんどのシーンで60fps越え。実ゲームでも同じような感じで60fps維持したまま遊べるが、地熱谷の地帯がちょっと重く50fps程度には落ちる。それでもスムーズに動くことには変わりない。


PC版登場時、最適化不足どころかコンソール版に比べても画質が低下しているという信じられない出来で散々な評価だったが、その後のアップデートで問題ないレベルまで最適化と高画質化が行われたタイトル。
こちらも設定は解像度1920*1080、画質設定はNVIDIA Gameworks関係も含めて最高設定にしている。一瞬50fps近くまで落ち込むシーンがあるが、ほぼ60fps以上を死守しており問題ない。


解像度2560*1440、最高設定で常時60~100fps。



解像度は3840*2160の4K、アンチエイリアスはFXAAを「非常に高い」にしてMSAAはオフ、他の設定は全て最高設定。常時60fps越えでそれ以下に落ちる場面は無く、シーンによっては100fps越え。


解像度は3840*2160の4K、最高設定。常時60fps。全く問題なし。

  • ロケットリーグ


割と新しめのタイトルではあるものの、DirectX 9使用のタイトル。解像度3840*2160の4K、アンチエイリアスはMLAA、最高設定でも常時60fps以上をキープ。ちなみに、1080p以上の解像度はゲーム中からは設定できず、設定するには\ドキュメント\\My Games\Rocket League\TAGame\Configフォルダ内のTASystemSettings.iniをテキストエディタで開き、ResXとResYの値を書き換えないといけない。

  • DOOM (2016) Vulkanモード


OpenGLの後継である新API「Vulkan」に対応した新生DOOM。ゲーム内ベンチマークは無いのでステージ「タイタンの領域」をプレイして計測。ゲーム側でフレームレートCPU・GPU負荷を表示する設定があるのだが、日本語設定だとバーグラフしか表示されない不具合があるので英語設定に切り替えてある。現在のバージョンだとこの不具合は修正された模様。
解像度は2560*1440、画質設定はプリセットをウルトラ設定にしただけでは選択されない、シャドウクオリティとバーチャルテクスチャを「ナイトメア」設定も含めて他の設定も全て最高にして計測。ごく一瞬60fpsを割るシーンがあるが本当に一瞬という感じだし、Shadow Playで録画している影響でフレームレートも低下していることを考えると1440pで常時60fpsをキープしているといっていい。
GeForce GTX 1070の性能もさることながら、この画質でこの軽さという恐ろしきid Tech 6エンジン・・・

  • Wolfenstein: The Old Blood


今度はDOOMで使用されたid Tech 6の前世代にあたるid Tech 5エンジンを使用した「Wolfenstein: The Old Blood」をあえてテスト。OpenGL APIが使用されている。
解像度は1920*1080、画質設定はアンチエイリアスは8xで他の画質設定は最高、テクスチャ圧縮は有効にしているが、グラフィック設定ファイルを書き換えて通常では選択できない16K解像度のバーチャルテクスチャとシャドウを有効にしている。\Wolfenstein The Old Blood\baseフォルダ内にあるgraphicsprofiles.jsonテキストエディタで開き、 'vt_pageImageSizeUnique'、 'vt_pageImageSizeUniqueDiffuseOnly'、 'vt_pageImageSizeVmtrv'、 'r_sb_imageSize' の各ultraの値を16384に書き換えて、画質設定のプリセットを「ウルトラ」に設定することで有効になる。バーチャルテクスチャの解像度を上げても、元テクスチャそのものの解像度が上がるわけではないので近づいて見ても差は全くないが、遠景や地面のテクスチャが若干シャープになる効果がある。
当たり前ではあるが、16Kテクスチャ使用時のVRAM使用量はかなり増加するので注意。上記の設定でテクスチャ圧縮有効時VRAM使用量3.9GB、テクスチャ圧縮を無効にすると7.3GB近く消費する。
FRAPSでしか録画できず、1440pではCPU負荷が大きすぎてフレームドロップが発生してしまい1080pでの録画かつフレームレートの数値表示がうまくいかなかったが、この設定で常時60fpsをキープしている。


ウェーブ クリア制のCo-op FPSKilling Floor 2」
解像度は2560*1440、画質設定はNVIDIA FleXの内臓と流血表現も含めて全て最高にしている。
殆どのシーンで60fps以上出ているが、乱戦時になると40〜50fpsまで低下する。NVIDIA FleXが重たい処理なので、これさえオフにすれば1440pでも常時60fps以上となるはず。

  • The Witcher 3: Wild Hunt


こちらもゲーム内ベンチマークはないのでムルブリデールの村からノヴィグラドまで行き、街内を散策して計測。
解像度は1920*1080、画質設定はNVIDIA HairWorksやポストプロセス(後処理)設定も含めてすべて最高。キャラクターが大量に出てくるシーンで一瞬50fpsに低下するが、ほぼ60〜90fps以上は出ている。


解像度はinfを書き換えて3840*2160の4K解像度、画質設定はプリセットの設定6を選んで最高設定の状態。
ShadowPlayで大幅にスコアが落ちているが、それでも常時80〜100fps以上は出ていてベンチマークスコアも1万越え。


解像度は3840*2160(4K)、DirectX設定は11、画質設定は最高。スコアは多少上限するものの大体5000〜5600の間くらいは出てくれる。

  • SteamVR Performance Test


平均忠実度は11の最高値を計測しており、ドロップフレームも発生していない模様。


Shadow Playで録画すると上記のタイトル群よりもフレームレートの落ち込みが何故か激しかったので録画していませんけど、DirectX9採用でPS3Xbox 360時代のゲームなら大半が4K解像度で60fps近くを確保できている。


分かっていたとはいえ前評判通りの高性能。最新ゲームでも1080pで最高設定で60fpsをキープすることが可能で、タイトルによっては1440p動作でも問題なし、少し古めのタイトルなら4K解像度でもギリギリ遊べる範囲に収まるフレームレートが出てくれる。現状だとご祝儀価格となっているけど、五万円台でも(前世代と比べたら)コストパフォーマンスが良すぎだし、もう一段安くなれば更に手を出しやすくなり、マストバイと大声で言っていいビデオカードである。