Steam版「ノラと皇女と野良猫ハート」の配信日が6月18日に決定、日本語対応・デモ版も配信中

ごく普通の男子学生・反田ノラが冥界の皇女「パトリシア」の魔法によって猫に姿を変えられてしまうファンタジー学園恋愛アドベンチャーゲームノラと皇女と野良猫ハート」のSteam版発売日が6月18日に決定した。Steamストアページではデモ版も配信中で、ゲームのタイトル名や商品説明は英語だが、対応言語一覧には字幕・音声・UIのすべてに日本語チェックが入っており日本語で遊べる。

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ノラと皇女と野良猫ハート」は元々PC向けのアダルトゲームではあるが、このSteam版はPS4/Switchで発売された全年齢版の「ノラと皇女と野良猫ハートHD」ベースとなっている。コンソール向けに発売された全年齢版はセックスシーンはカットされているのはもちろんのこと乳首も光線で隠されているが、PS4版のみ初期に発売されたバージョンでは裸体全体やパンティまで覆い隠すほどの光線が描写され、アップデートで不自然な光線は消えたシーンはあるものの代わりに衣服やタオルの面積が増えるという検閲仕様となっていたことで有名。

近年、Steamでは性的な描写やそもそも直接の描写がないにも関わらず発売が遅れたり最悪の場合ストアから撤去されてしまうタイトルが存在しており、幼く見えるキャラクターや学園物は引っかかりやすいと噂されていて(※注:Valveが明確な審査基準を示していないので憶測となる)、「ノラと皇女と野良猫ハート」もキャラクター設定こそ全員18歳以上とは表記しているものの学園物の内容で検閲されていたりしないか心配になってくるが、実際にこのままの仕様で発売されるまではまだ余談を許さないものの、配信中のデモ版をプレイした限りではSwitch版と同様に乳首にのみ光線がかかるCGとなっている。

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ノラと皇女と野良猫ハート」そのものの話題からは話が脱線するけど、北米PS4版では数枚のCGがカットされることがアナウンスされている「デート・ア・ライブ 凜緒リンカーネイション HD」のSteam版はノーカットで発売される予定(ストアを英語表記にすると「The Steam version of Date A Live: Rio Reincarnation contains all original content and gameplay found in the Japanese release. 」との説明)だったり、「シノビリフレ」や「PEACH BALL  閃乱カグラ」もSteamで今後発売予定だったりするのに、ゲーム本体は発売前にBANした癖に何故か抱き枕サントラ類のDLCだけは発売中の「My Girlfriend」や、性的シーンをすべて削除したのにこちらも発売前にBANされたSteam版「よつのはとか、やっぱ何を基準に審査してんのかわかんねぇわ・・・。ゲイブがおなか空いてて八つ当たりでBANしてるとか?

スーパーファミコン版「グラディウスIII」SA-1対応版、クレジット数9&アーケードモード標準開放パッチ

スーパーファミコンのリリース初期に発売されたスーパーファミコン版「グラディウスIII」

アーケード版から様々なアレンジが加わえられた横スクロールシューティングの移植作だが、初期の頃のタイトルということでプログラミングノウハウやカスタムチップなどがまだない状態での発売とあって画面内に多少のオブジェクトが表示されるたびに処理落ち(ゲームがスローモーションになる)が頻発していたが、「スーパーマリオRPG」「星のカービィ スーパーデラックス」「実況おしゃべりパロディウス」などで採用されたカセット内にスーパーファミコン本体のCPUより3倍速のCPUを搭載することで処理速度を向上するカスタムチップ「SA-1」に対応させるハックロムがゲームの発売から28年経とうとするこの時代に開発され、オリジナル版で発生していた処理落ちを無くすことに成功。

GitHub - SA1-Root

エミュレータや実機でCPUをオーバークロックしたものでなく、特殊なハードウェアではなく市販のゲームで採用されていたものを使用しているだけなので、同じSA-1を採用されているソフトのROMを改造版グラディウスIIIが書き込まれたROMに貼り替えることで実機でも動かすことができ、既に実機での動作報告やYoutubeには貼り換え作業の動画も上がっている。

 

このSFCグラディウスIIIには敵の移動スピードや弾速が上がり一部破壊できない障害物が出てくる最高難易度の「アーケードモード」というのがオプション画面でAボタンを16連打することで出るという裏技があるんだけど、このSA-1対応版でもいちいちアーケードモードを出すのにオプションでAボタンを連打しないと出てこないので、連打しなくてもアーケードモードが最初から選べるようにするパッチを作ってみた。オプションから難易度設定の項目で左右に変更していけば「ARCADE」の項目が出ているはず。

また、クレジット数もデフォルトの4から9に変更しているので、タイトル画面で裏技のボタン連打によるクレジット数増加を行わなくても済む。

グラディウスIII SA-1 クレジット数9&アーケードモード解放パッチ

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メガCDの修理にリベンジ・・・今度は成功

興味本位で修理を引き受けたものの部品取りに使われていたジャンク品ということで修理に失敗したメガCDの件だけど、このまま修理できないのもなんか悔しいので自分で別のジャンク品で売られているメガCDを買ってみて修理できるかどうか再挑戦してみた。

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購入したメガCDメガドライブとの固定プレートとネジのみの付属でACアダプタや箱などはなし。メガドライブ本体(型番VA1)もついてきたのだが、こちらは電源が入ってもカートリッジのゲームすら起動しなかった。

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所有しているS端子映像出力&ステレオ音声出力に改造しているメガドライブと合体してみた。このメガドライブも電源入れて10分~20分しないと映像が安定してくれなくなってきてるのでコンデンサの交換が必要そう。

 

このまま電源を入れてみて動くかどうか確認してもいいんだけど、その前に分解して中がどうなっているか確認。

前に修理で預かったメガCDBIOS ROMやフラットケーブルが抜かれていたり、コンデンサが取り外されていて修理してみたものの動かなかったから部品だけ取って売り払ったものの可能性があったが、今回買ってみたメガCDは分解された様子もなく、完全に部品が整っている状態だった。

ただし、電源が入らないという故障事例でよくある電源レギュレータ周りの三つのコンデンサの足元から液が漏れていてレギュレータの足が緑色に変色していたり、メインボードの表面実装コンデンサの周りも茶色く変色、CDドライブのフロントローティングを稼働させるベルトが硬化していてCDの取り出しが行えそうになっていない。CDドライブには「ヘビーノヴァ」とかいうゲームのディスクが残っていたが、電源が入らなくなったかドライブから取り出せなくてそのままの状態で処分したのだろう。

仮に現時点で電源が入ってくれても、見ただけでコンデンサの液漏れを起こしていることがわかり、漏れた液で基板やICを腐食させて修理自体困難になっていくと思われるので、動こうが動かまいが関係なく交換作業に取り掛かった。

修理方法は他のblogでかなり詳細に記載されているので改めてここで記述はしない。

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コンデンサをすべて交換した接続ボード、メインボード、サブボード

メガCDには複数のリビジョンがあるようで、接続ボードが汎用IC9個と電解コンデンサ1個で構成・カスタムIC1個と3個・そもそもICやコンデンサがない、水晶発振器が別基板の二階建てか直付けか、BIOS ROMがソケット式か否かといろいろある模様。

 

 

メガドライブとの接続ボード、メインボード、電源やオーディオ回路のあるサブボードにある電解コンデンサが19か所、表面実装コンデンサが12か所と数は多いが、前回の修理でメガCDコンデンサ交換の要領は掴んだので全てのコンデンサを取り外すのに1時間、新しいコンデンサを半田付けするのも2~3時間程度で済んだ。

アルコールで変色した基板をできる限り綺麗に清掃、コンデンサを取り外して余分な半田を除去したあとまたアルコール洗浄、コンデンサの足を固定するための少量のハンダをまた盛り直してコンデンサを付け直していく。

表面実装コンデンサは例によって液漏れしているようで半田を溶かす際に独特の薬品臭が立ち込めてきたが、基板への腐食自体は進んでいなかったのか、半田ごてを当ててもランドが剥がれ落ちて新しいハンダを盛り直しにくくなったり断線した状態になるということも発生しなかったので、その点でも腐食が進んでいてランドが何か所か剥がれ落ちてしまった前回のジャンク品よりも楽だった。電解コンデンサは足元をニッパーで切ってコンデンサ本体を取り払った後ハンダを溶かしながら残った足をこてで押してスルーホールから押し出していき、表面実装コンデンサは片方の足をこてで温めてピンセットでコンデンサを反対側に押し倒して引きはがしていくという方法を取ってみたら効率よく引きはがすことができた。

CDドライブもベルトを交換したのはもちろん、ピックアップユニットを稼働させるギアやレールにタミヤ セラミックグリスをよく塗って滑りをよくなるようにしてみた。CDドライブのコンデンサは見た目的には問題なさそうだったので交換してないが、ピックアップユニットやフロントローディングの位置を検出する金属板スイッチが劣化でスイッチが押されず、無理にギアを稼働させて異音が鳴り可動部を痛めるという故障もあるようなのでここもいずれかは分解して接点の清掃や接点復活材を塗っておく必要が出てくるかもしれない。

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コンデンサとベルトの交換、可動部へのグリスアップ、内部の清掃を済んだら元通りに組み立て直し、メガドライブと合体させて電源を投入して実際に動いてくれるかどうかだけ。

 

果たして結果は・・・

 

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うぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお

イヤホンジャックケーブルやRCA→イヤホンジャックケーブルの用意を忘れてメガドライブ本体との音声ミキシングが行えるか(メガCD1はメガドライブ本体側の音声を鳴らすのにイヤホンジャックで接続しないといけない)は確認できていないが、メガCDロゴマークが回転する画面でメガCD側から流れるPCM音源によるBGMは問題なくなってくれるし、CDドライブの開閉自体もスムーズに行え音楽CDも鳴ってくれることを確認。

メガCD側でミキシングが行えなくてもメガCD自体のPCM・CD-DAは無事だし、別にミキサー機器を用意するなりすればいいだろう。

 

メガCDロゴマークが正常に表示、ドライブの開閉、音楽CDの再生、内蔵バッテリバックアップの初期化を行って次は実ゲームが起動するかテスト

 

 

  • ルナ エターナルブルー

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問題なくオープニングの再生、ゲーム開始直後に出たフィールドで戦闘、主人公ヒイロの家でゲームのセーブまで行えることを確認。

 

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オープニングの再生、あたるの家でラムとの会話を終わらせてセーブを行えることを確認。

 

 

あと前回の修理でBIOS ROMが無かったので用意した27C1024に焼きこんだリージョンフリー仕様のBIOSが、修理自体が行えず使わないまま手元に残っていたので、オリジナルのBIOSと交換してみた。といっても北米版Sega CDのソフトなんか手元にないんだけど、Homebrewソフトで「BAD APPLE」をメガCDで再生するISOがネットに転がっていて、これがSega CD用に作られているもので本来なら日本版メガCDでは再生できないはずなのでこれで動作確認。

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通常のメガCDソフトと同様に起動し、映像・音声も最後まで途切れることなく再生されることを確認。

 

 

なお、メガCDメガドライブ本体とは別にACアダプタ(SA-160A)を用意しなければならず、そのACアダプタもメガドライブと同じ大きなものを用意しなければならないという、コンセントに優しくなさすぎる仕様でこのあたりもメガCDのダメダメな部分となっているが、メガドライブメガCDの両方補えるほどの電流を供給(5V 2.0A)できるACアダプタと二股分岐させるケーブルを用意すればACアダプタ1個で済ますことができる。

お勧めは「POWER-ALL PA-9S」というACアダプタ

本来ならオーディオ機器用のACアダプタなのだが純正ACアダプタと同じ外形5.5φΧ内径2.1φ・極性センターマイナスでそのまま繋げられるようになっていて、その手のできる限りノイズを避けたい用途向けなので純正ACアダプタよりも電源ノイズが少なく映像や音声に乗るノイズが軽減し、サイズも純正ACアダプタの3分の1程度、2.0A出力なので別に分岐ケーブルを用意すればこのACアダプタ1個でメガドライブ本体とメガCDの電源供給を補えるという、一石三鳥な代物。

価格はAmazonにおいて現時点で約2,700円程するがその値段分の価値は十分ある。1個500~1,000円でSA-160A ACアダプタを2個用意するより断然お得。

ACアダプタ1個で済ませるためのY字分岐ケーブルもPOWER-ALL純正品が一緒に売られているのだが、自分はコンデンサを買った秋月電子にある「2.1mmΦDC分岐ケーブル」を代わりに使用した。POWER-ALL純正品が約1,000円するが、秋月電子で売られている分岐ケーブルは150円と格安なものの、使用しても問題がないことを確認。

 

 

ここまで色々書いてきたけど、今からメガCDを買いたいという人がいたら絶対購入をおすすめしないかな。うん。

最初から点検済みのオーバーホール品を購入する、自分で半田付けや修理が行える、修理を請け負ってくれる人がいるとかいう人がいるなら話は別だけど、今売っているメガCDの中古品は例外なくコンデンサの液漏れやベルトが硬化していて修理が必須となる。そもそも液漏れによる腐食が進行していて修理自体が無理になっていることが珍しくない。仮に修理できたとしても、また故障する可能性だってある。CDドライブから時折聞こえてくるギギギというギアの音や、バッテリの容量抜けで消えるかもしれないセーブにビクビクするのは衛生的に良くないし気持ちよくゲームが遊べない。

改造や修理すること自体が趣味みたいな自分はいいけど、ただ純粋にゲームを遊びたい人とかはぶっちゃけエミュとかで遊んだほうがいい。本体だけじゃなく光学メディアも劣化するから今後実機で遊ぶにもイメージ化しておいたバックアップからCDを焼かないと遊べなくなる可能性があり、どうせイメージ化したり手間かかるならエミュで十分である。エミュは遅延が~とか言ってもアナログ映像を液晶で映すならどうしても遅延が発生するし、エミュじゃないFM音源本来の高音キンキンの音質だって高音質化改造を施したメガドライブじゃないと味わえないのでここでも手間がかかる。

無理して実機で遊ぶのはメリットがないと思っている。

スナイピングTPS「Sniper Elite V2 Renasterd」がSteamで配信、旧版と違いPC版でも公式に日本語対応

第二次世界大戦、ドイツ軍が開発したV2ロケットの計画を阻止するため主人公の狙撃手カール・フェアバーンが活躍するスナイピングTPS「Sniper Elite V2」

狙撃による暗殺、ライフル弾が命中した際に人体の骨や内臓が砕け散る様子が映るX-Rayカメラアングルなどが特徴のゲームで、オリジナル版は2012年にPC・PS3Xbox 360で発売されたが、その旧版にあったDLCをすべて収録、フォトモードの追加、ライティングやシェーダーなどのグラフィック改善、シングル・マルチプレイで使える新プレイアブルキャラクターなどの追加要素があるリマスター版にあたる「Sniper Elite V2 Renasterd」がSteamで配信された。価格は旧版を所有しているユーザー向けのアップグレード版が1,010円、新規購入者向けには3,600円。

旧版の日本語版はPS3Xbox 360でしか発売されておらず、PCSteam版は日本語化Modはあったものの公式に日本語版が発売されることはなかったが、今回のリマスター版はPCSteam版でも公式に日本語対応がなされており、日本語化Mod導入作業などを行わなくても日本語字幕が表示される。

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グラフィックが改善されているとはいえ、元がPS3Xbox 360時代に発売されたゲームで今の水準でみると特に際立って綺麗とは言えない画質であるが、その分動作はかなり軽い。

Core i5 4670K・メモリ16GB・GeForce GTX 1070・Windows 10の環境で4K最高設定の画質にして常時90fps越え。

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Steam英語版「RAGE 2」が配信開始、現時点で欠損表現の規制はなし

小惑星が地球に衝突しルール無用のウェイストランドと化した世界を旅する、オープンワールドFPS「RAGE 2」のSteam版が配信開始された。

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Steamでは日本語版が6月6日にアンロックされることになっており現時点では英語(かEU圏言語)でしかプレイすることができないが、日本コンソール(PS4 / Xbox One)版は人間を殺害した際の欠損表現がカットされることが発表されているが、日本語版が配信されていない現時点のSteam版では欠損表現の規制は一切なく、頭部両手足が吹っ飛んだり上半身と下半身が分断されるようになっている。

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※参考:Bethesda日本公式Twitterアカウントが発表した規制情報

 

最近SteamでリリースされているBethesdaゲーは先に英語版を配信して日本コンソール版に合わせて日本語言語を追加するという形を取っているものの、サイコブレイク2(The Evil Within 2)が無規制Wolfenstein 2が規制あり、とコンソール版と同じ表現規制が入るかはタイトルごとに異なっていたが、規制があったWolfenstein 2は英語版の段階で規制が入っていたのでRAGE 2はサイコブレイク2と同様に日本版でも規制が入らない可能性がある(あくまでも可能性なので確定ではない)。

 

動作はかなり軽い。

Core i5 4670K、メモリ16GB、GeForce GTX 1070、Windows 10の環境で解像度1080p、可変解像度は無効、画質設定はウルトラ(最高設定)にして80~88fps、画面いっぱいに爆発エフェクトやパーティクルが広がるような重たいシーンでも70fpsを切ることがなく、表現規制以外にPC版の最適化不足が心配だったがその点についても全く問題なし。

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Steam版「龍が如く 極2」が配信開始。日本語対応、バーチャ2・バーチャロンも完全収録。

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PS2で発売された「龍が如く2」を「龍が如く6」で使用されたドラゴンエンジンでリメイクした「龍が如く 極2」がSteamで配信開始。価格は定価3,288円。

Steamストアでのタイトルは「Yakuza KiwamiI 2」と海外タイトル表記となっているが、既にSteamで配信されている「龍が如く0」や「龍が如く 極」と同様に日本語音声・日本語字幕の完全日本語版となっているので安心(?)して欲しい。

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もちろんミニゲームとして「バーチャファイター2」や「電脳戦機バーチャロン」も収録されているので、公式にPC上で遊べる初めてのアーケード版完全移植となる。

もうSteamで売ってるメガドライブ版バーチャファイター2で「これはバーチャ2なんだ!2Dだしリオンと舜帝がいないしなんか別物だけど絶対バーチャ2だ!」なんて自分をマインドコントロールしなくてもよいのだ!

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PS3とのマルチタイトルだった0や極と違い、PS4世代で初採用されたドラゴンエンジンということでPCの要求スペックはかなり上がっているが、Core i5 4670K・メモリ16GB・GeForce GTX 1070・Windows 10の自分の環境では1080p・最高設定でほとんどのシーンで60~70fpsを維持、一部イベントシーンで一瞬50~55fpsに落ち込む程度となっている。

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極2はPS4でやっていないのでPS4版との違いは正確に比較できないが、同じくドラゴンエンジンを採用している「ジャッジアイズ」(キムタクが如く)をSteam版極2が配信される前にクリアまで遊んだのでそれとの比較。ジャッジアイズをプレイしていて気になったジャギーや細かいチラつきが目立たず体感的に20fpsで動いているかのような動作のモッサリ感が全くなくヌルヌルして遊べるのはかなり気持ちいい。ロード時間もSSDを搭載したPS4スリムでも7~8秒くらいと微妙に長い間があったが、PC版極2はHDDへのインストールでも短いイベントシーンならそもそもロード自体が発生せず、長い場所でも3~5秒程度で終わる。

 

気になるのが何故かデフォルトのカメラ視点移動の設定が上下左右共に「」入力になっている。ゲームを開始して右スティックを右に倒したらカメラが左に旋回し始めたときは何が起きたのか一瞬わからず硬直してしまった。

カメラ視点移動の設定は「ゲーム設定」を開いて「(主観モード)視点操作」をすべて「」にする。「入力設定」の方にはカメラ視点の操作方向を決める設定はないので勘違いしないように。

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突然死したHDDの買い替え

ゲームインストール/データバックアップ用に使っていた4TB HDD「WD4003FZEX」が何の予兆もなく突然死してしまった。

突然パーティーションが消失してHDDを接続した状態だとWindowsが立ち上がらず、何度かPCを再起動していたらディスクチェックが始まって一時的に表示されるようになったものの、再度認識しない状態となった。「復旧天使」というクラッシュしたHDDからのサルベージに比較的成功しやすいソフトも使ってみたのだが、これでもフォルダ内容までは確認できたものの、データのコピーに失敗して吸い出すことは無理だった。

バックアップ用と言っても外付けHDDに二重にバックアップを取って、容量の少ないファイルに関してはクラウドストレージに保存しているので、失ったものといえばここ2年くらいに取り貯めていた工学メディアのレトロゲーム機のゲームディスクイメージくらいだし、まだオリジナルのメディアが読み出せる状態なのでまた取り直せばいいし、OS自体はSSDにインストールしているのでPCもそのまま使えてダメージは少なくて済んだ。

WD製のHDDは購入から5年保証と謳っているけど、シリアルナンバーから保証期間を調べるとなんとわずか半月前に保証期間が切れているという。なんというタイミングの良さ。まあ保証期間だとしてもすぐ代替品が届くわけじゃないと思うし、ゲームのインストール用にも使っていたのでこのままではPCでゲームができず、Steam版「龍が如く2 極」や「RAGE2」の発売も近いということで早速新しいHDDを注文。

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今度もまたWD製の4TB HDD「WD4005FZBX」価格は約2万2千円で、約5年前に買った「WD4003FZEX」とほぼ一緒。同じ4TBの容量、7200rpmの回転数だが、キャッシュメモリが64MBから256MBに上がっているのがカタログスペック上から読み取れた進化点。

SSDに速度で劣ると言ってもまだまだ容量が必要な場面があってHDDを選んだが、SSDの進化が激しい昨今では次回ストレージの寿命で買う大容量ドライブはSSDでも手に入る価格になっている可能性が高いので最後の個人的に使うHDDになりそう。

実容量約3.8GBを半分づつにパーティーションを区切って作成。速度的には元のHDDと同等以上であればそれでいいんだけど、念のためCrystalDiskMarkベンチマークを計測

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シーケンシャルで約250MB/sec、ランダムアクセスでも読み込みが約2.8MB/secで書き込みが約5.7MB/secとHDDにしてはかなり高速な速度。