Wolfenstein II: The New Colossus 日本版、前作とは違いナチス兵の欠損表現も規制あり

Steamで10月27日から英語版、日本語版は11月23日配信予定となっている「Wolfenstein II: The New Colossus」

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ナチス第二次世界大戦を勝利した世界で、主人公BJブラスコビッチが憎きナチ共をバラバラにしていく過激なゴア表現を特徴としたFPSの続編で、前作の日本語版がセックスシーンや一部表現に規制が入っていたとはいえ、ナチスの体が綺麗に肉骨粉と化すし、規制箇所についても最低限でゲーム自体には支障がないといっても良いレベルだったが、今作はセックスシーンのみならずゲーム中の欠損表現も規制されている。Steamでは現在英語版しか発売されていないが、日本リージョンで購入すると英語設定にもかかわらずもれなく規制が入る。

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確かにバラバラにはなるんだよ。なるんだけど、断面が黒い・・・。飛び散る血しぶきや血だまりは赤いままで、欠損した箇所以外は赤く染まるので黒くなっているところが吹き飛んだのか吹き飛ばなかったのかよくわかりにくい。前作みたいに簡単にナチ野郎の胴体に風穴が開いたり肉骨粉と化さないので、ゴア表現が大人しくなった印象で、規制と合わせて爽快感が大幅に減少したように感じる。

序盤で頭部切断シーンがあるんだけど、ここも規制はされている。それでも首自体は画面真ん中に転げ落ちて画面端にある胴体の断面が黒いのみなので目立ちにくいし、ゲーム中ではなくイベントシーンでどちらかというと目を背けたくなるようなイベントだからそこまで問題じゃない。

問題はセックスシーン。前作は直接描写が無くなったとはいえ比喩的な表現があったのですぐ何をしたか察しがついたけど、今作のセックスシーンは皆が潜水艦のドア開けて皆が呆れた後、男の顔がアップになって「すまなかった」。これだけ。いや、なんで謝るの?何してたか本当に何も映らないので意味不明なシーンになっている。セックスシーンが見たいわけじゃないが、話が繋がらない展開が出てしまっている。

 

英語版アンロック直後は日本リージョンなどでダウンロードがうまくいかないトラブルが発生していたけど、この規制データの差分配信に対応するためにトラブっていたと考えられる。

 

前作の最低限の規制、DOOMや最近だったらSteam版サイコブレイク2の無規制マジックはなんだったの?タカハシが何か勘違いして仕事しなきゃって張りきった結果「シュウセイシマシター」ってなったの?

 

Steam版「四女神オンライン」のストアページが登場、日本語対応で2018年春発売予定

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ゲーム業界を擬人化したRPGネプテューヌ」シリーズのスピンオフ作品「四女神オンライン」のストアページが開設されている。日本語対応。

人気オンラインゲームのベータテストに参加したネプテューヌ達を操作するというアクションRPGで、4人パーティーを組んでダンジョンを探索しクエストを攻略するという内容のゲーム。

発売予定は2018年春予定のようで、先に発売されたPS4版が今年2月なので1年以上遅れての移植となる。

ReBirthシリーズやネプテューヌVSセガハードガールズ、そして今作こそ日本語対応で日本でも発売してくれているが、ナンバリングタイトルでもネプテューヌVII、スピンオフタイトルだとネプテューヌUブラックハート・ブランVSゾンビ軍団の計4タイトルが未だに英語版のみでおま国のままとなっていて、これらのタイトルに関しては日本語版をリリースしないつもりなのか?

GPD WINでWindows 10 Fall Creators Update適用

10月18日より配信が開始されたWindows 10の大型アップデート「Fall Creators Update」

結論から言えば、Creators Updateの時よりも自分の環境ではスムーズにアップデートできた。

Windows 10 のダウンロードからインストールメディア作成ツールをダウンロードしてきて、USBメモリインストーラを書き込んでWindows上からsetup.exeを実行。

後は画面の指示通りに進んでいくだけだった。

前回のCreators Updateの時はWi-Fiパッチを当て直さなきゃいけなかったけど、今回は当てなくても5GHz帯にアクセスできる。画面回転も問題なく元の設定のまま。

もしアクセスできなかったり画面が回転しても、Creators Updateの時のように設定しなおすだけでいいだろう。

 

インストール後は約10GB近くeMMCの空き容量が減るので、ディスククリーンアップをしてインストール時の一時ファイルやバックアップファイルを削除するのを忘れずに。これで空き容量もだいたい元の容量と同じくらいになる。

Steam版サイコブレイク2、日本語対応で規制もなし

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日本コンソール版に合わせて10月19日にアンロックとなったSteam版サイコブレイク2(英題:The Evil Within 2)の日本語版。前作は発売直前になって日本語対応表記削除、発売後もわざわざ残っていた日本語データを削除するというタカハシ対応も不評を買う羽目になったが、今作のSteam版は日本語音声も日本語字幕も収録して日本語で遊べる。

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タイトル表記自体は海外版のThe Evil Within 2のままとなっているが、日本PS4/Xbox One版とは違って海外版ベースに日本語データを入れた形なので表現規制なども一切発生していない。コンソール版では死体の切断面が黒く染まっているとのことだが、Steam版は日本語設定にしていても英語時と同じく赤く染まったままで内臓が露出しているのがはっきりとわかる。

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Marseille mCable Gaming Editionをテスト。確かに画質は変わるけど・・・

AUTOMATONの記事で気になる商品の記事があった

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なんでもこの「Marseille mCable Gaming Edition」はHDMIケーブルに画質向上用のプロセッサを内蔵してジャギーを軽減するというものらしい。話を聞くだけだと、オーディオ界でよくあるプラシーボ効果を狙ったケーブルかと思うかもしれないが、確かにFXAAといったものは既に仕上がっている画像にアンチエイリアスをかけていて原理的には可能なはずだし、比較画像でも完ぺきではないが実際にジャギーが軽減しているように見受けられる。

ただ、お値段日本円にして13,000円。日本への送料も合わせれば15,000円を超えてしまう価格設定。普通だったらそんなものに金をつぎ込むならビデオカードをアップグレードするなり、コンソール機でも上位版買ってきた方が確実に画質やフレームレートが向上していいだろうという人が多い(というか全員)だろうが、実際に検証してみなきゃ気が済まない自分には実物を見ないと夜も寝つけない。

というわけで購入してみました。購入はMarseilleの公式サイトから3フィート(約1メートル)版を注文してみた。サイトや住所の入力などはすべて英語となるが、日本への発送は問題なく行える。

Marseille公式サイト - mCable Gaming Edition


 

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パッケージ写真

 

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接続方法は「TV」と書かれた画像処理用のチップが内蔵されているコネクタ部分が長い方をディスプレイ側のHDMIポートに差し込み、反対側の短いコネクタ側をゲーム機のHDMIポートに接続。更に電源供給用にフルサイズのUSBケーブルがあるので、これもUSB端子付きのACアダプタに接続するかゲーム機やディスプレイに空いているUSBポートに接続して電源供給を行う。

 

それでは早速、通常のHDMIケーブルとmCableでの画質比較を行っていく。今回はXbox 360の各種ゲームでテストしてみた。720pのタイトルが殆どでアンチエイリアスも効いていなかったり、今の水準からすると画質が気になるゲーム機なので今回の画質向上を目的としたテストにはうってつけだろう。

 画像はクリックすることで拡大可能(PCならマウスホイールクリックで全画面)。両画像をタブブラウザなどで切り替えて見てみよう。

  • Mirrors Edge

通常のHDMIケーブル

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mCable

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通常のHDMIケーブル

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mCable

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  • Hitman Blood Money

通常のHDMIケーブル

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mCable

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通常のHDMIケーブル

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mCable

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通常のHDMIケーブル

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mCable

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通常のHDMIケーブル

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mCable

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おお、好みの差はあるかもしれないけど確かに画質が変わっている。完ぺきではないが細かいジャギーなら軽減していて、コントラスト比が変わって通常のHDMIでは白っぽくて眠たく感じるような画質もシャキっと鮮やかになった感じで文字もハッキリ見える。

謳い文句通りの効果で詐欺商品ではないことは実際に検証して分かったが・・・しかし・・・

1万5千円も出してこれ買う?

いや、最初っから分かりきってて冒頭でも書いたようなことをまた書くのもアレだけど、価格に見合う画質向上ではないわ。まだまだジャギーは残っているし、色合いの変化も鮮やかになって綺麗に見えるんだけど、それが本来の意図した調整したグラフィックとはかけ離れてしまっていることだってある。現にコントラストの調整がきつ過ぎて白飛びしている場面も見受けられる。現世代機のタイトルなら既にアンチエイリアスはかかっていて上記のタイトル群よりも効果は薄いだろうし、1万5千円ならビデオカード単体で1050 Ti、1050 Ti(1060)の価格に1万5千円追加しておけば1ランク上の1060(1070)が買えてしまう。コンソール機にしたって通常版の価格に1万5千円追加するとPS4 ProやXbox One Xが届いてしまう。わざわざmCableに頼らなくてもレンダリング解像度の向上でのジャギー軽減が期待できる。

解像度自体低いPS3Xbox 360といった旧世代機用や、現世代でもPSVRやSwitchあたりに使用するのは確かに効果は期待できるけど、それでもコストパフォーマンスで考えてしまうと・・・。

ドン勝ジェネレーター

Steamでは販売本数1,500万本以上、同時接続数でも200万人を突破した話題作「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」

島内で100人のうちの一人になるまでバトルロワイヤルを繰り広げるというシンプルなゲームで、その一人になったときの勝利メッセージ「勝った!勝った!夕食はドン勝だ!」というパワーワードの印象深さで、ドン勝という愛称でも親しまれているが、実際に100人の中から生き残るのは相当難しく、プレイしたにも関わらずこのメッセージを見ていない人も多いことだろう。

そんな時はいつでもどこでもドン勝ができる「ドン勝ジェネレーター

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使い方は至って簡単。プレイヤー名、順位、キル数、マップ位置、武器を選択して「Choose Image」で好きな画像を入れるだけで出来上がり。作ったドン勝スクリーンショットは右クリックで保存もできる、

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自分もソロでもデュオでもドン勝ができなくて、不甲斐ない思いばかりをしているのでドン勝への恋しさをもうこれで紛らわそうかと思う。

あれ?そもそもドン勝買わなくてもドン勝できたんじゃない?

ミニ スーパーファミコンでゲーム追加

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11月5日に発売となった「ニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン」(以下ミニスーファミ)

スーパーファミコン実機の4分の一以下のサイズで、20タイトル + 未発売となった幻の「スターフォックス2」の計21タイトルを収録しているものの、内蔵ゲーム以外のROMカセットタイトルは遊べないし、どうしても20タイトルではあれもこれもないとなってしまう。

 

前に発売されたミニファミコンでは情報の入手が容易かったSoCとオープンソースソフトウェアが採用されていたため、解析されて書き換えでROMを追加するという手が使えたが、ミニスーファミも実はミニファミコンとまったく同じ基板が採用されていたことで同じ手順で同じツールを利用してROMの追加が可能となっている。

 

手順としては「ミニファミコン 書き換え」で検索して出てくるサイトを参考にすればいいが大まかに書いていくと(この方法を試して起動しなくなったりしたとしても自己責任)

  1. Windows 7環境ならそのまま、Windows 8/10環境なら署名なしドライバインストールを有効にしてOSをテストモードで立ち上げる(詳細は「指定されたカタログファイルにファイルのハッシュがありません」で検索)。
  2. 書き換えツールのHakchi2をダウンロード(自分は2.20でテスト)
  3. デフォルトで入っているカスタムフォントだと、足らない日本語フォントが多く、正式タイトルはもちろん導入するであろうタイトル群も歯抜けなタイトル表記になる可能性が高いので日本語フォントを置き換える。M2+フォント使用で約1300字収録した日本語フォントを作っておいた。この中にあるtitle.fntを\hakchi2\mods\hmodsフォルダ内にあるfontfix.hmodを7-Zipなどのツールを使って直接開き、さらにその中のfontfix.tarを開いて\usr\share\fonts\フォルダ内に元からあるtitle.fntへ上書きコピーする。他のサイトでは、p8025_fontfixの編集も必要なように書かれているけどしなくていい。ミニファミコンでも適用できるようファミコンスーパーファミコン両方の全タイトル分の漢字を収録したが、すべて収録したためフォントサイズが20ピクセルと小さくなっている。大きいフォントを利用したい場合は各自、収録するゲームのタイトルの漢字のみ入れたフォントを作成すること。
  4. ミニスーファミの電源を入れずに、Windows PCとミニスーファミを電源供給用のUSBポートを利用してUSBケーブルで繋ぐ
  5. Hakchi2を起動し、メニューの「Settings」から「Console type」を「Super Famicom Mini」に変更。
  6. カーネルのDump(これを怠るとカーネル書き換え失敗時に二度と起動しなくなるので絶対やること)。メニューの「Kernel」から「Dump Kernel」を実行。
  7. メッセージウィンドウが出たら、指示に従ってリセットボタンを押しながら電源スイッチをオンにするf:id:BCC:20171008163538p:plain
  8. バイス認識音がWindows側から聞こえてしばらくしたら、リセットボタンから手を放し「Install driver」ボタンをクリック。ウィンドウが開いてインストール。正常に完了しない場合、Windows 8/10環境なら1番目に書いた署名無しドライバインストールを有効にしたか確認。
  9. ドライバのインストールが終われば、カーネルのDumpが開始される。「Done!」というメッセージが表示されたらバックアップ完了。hakchi2のフォルダにある「dump」フォルダにカーネルファイルが入るのでこれも別の場所にバックアップ。
  10. 一旦ミニスーファミの電源を切って、Hakchi2側でROMの準備。ROMファイルをHakchi2のウィンドウにドラッグ&ドロップしていけばリストに追加されていく。ミニスーファミ側の一覧表示の内容を変えたい場合は、Hakchi2内のリストで選択し、「Name」「Max Players」「Publisher」「Box Art」(画像ファイルを直接指定とGoogle検索で自動取得のどちらでも可能。)を書き換えていく。「Command line」は基本的に変更する必要なし。
  11. メニューの「Settings」から「Pages/folders Structure」の項目をお好み(既存のゲームとは別にフォルダを作成してそこに表示させるようにするかなど。自分は「Pages, split games equally」を選択)で変更していく。「Maximam games per page/folder」で同時に何個のゲームをメニューに出すかも変更できる。
  12. 最後にメニューの「Settings」で「Use extended font」にチェックが入っているか(3で導入したフォントを入れる)を確認して、「Synchronize selected games with NES / SNES mini」をクリック。カスタムファームを導入するか聞かれるので「OK」、カーネルDumpと同じようにリセットボタン押しっぱなしで電源を入れ、Hakchi2側でミニスーファミが認識したらリセットボタンから手を放す。カスタムファームが入り、ゲームの書き込みも正常に完了したら「Done!」と表示される。
  13. 書き込み最中にエラーが出てしまったり、設定ミスで起動しなくなった場合、Hakchi2のメニューから「Kernel」→「Flash original kernel」でDumpしたカーネルを書き込む。やり方はDump時やカスタムファーム書き込み時と同じくリセットボタン押しながら電源を入れる。

 

ROMの吸出しはレトロフリークの古いバージョンでツールを利用すると可能だったりする。うん?こんな手間かかるようなことしないで、最初からレトロフリークで遊んだほうがいいような・・・。