まあBash on Windowsも使う機会があるかもしれないけど、ライセンス認証がハードウェアからアカウント認証に切り替わったおかげで、HDD/SSD交換やマザーボード交換を行ってもOSの買い直ししなくても済むようになり、パーツ交換でライセンスがどうなるのかという問題が解消されただけでも自作民には十分価値あるアップデートだろう。
今度はDOOMで使用されたid Tech 6の前世代にあたるid Tech 5エンジンを使用した「Wolfenstein: The Old Blood」をあえてテスト。OpenGLAPIが使用されている。
解像度は1920*1080、画質設定はアンチエイリアスは8xで他の画質設定は最高、テクスチャ圧縮は有効にしているが、グラフィック設定ファイルを書き換えて通常では選択できない16K解像度のバーチャルテクスチャとシャドウを有効にしている。\Wolfenstein The Old Blood\baseフォルダ内にあるgraphicsprofiles.jsonをテキストエディタで開き、 'vt_pageImageSizeUnique'、 'vt_pageImageSizeUniqueDiffuseOnly'、 'vt_pageImageSizeVmtrv'、 'r_sb_imageSize' の各ultraの値を16384に書き換えて、画質設定のプリセットを「ウルトラ」に設定することで有効になる。バーチャルテクスチャの解像度を上げても、元テクスチャそのものの解像度が上がるわけではないので近づいて見ても差は全くないが、遠景や地面のテクスチャが若干シャープになる効果がある。
当たり前ではあるが、16Kテクスチャ使用時のVRAM使用量はかなり増加するので注意。上記の設定でテクスチャ圧縮有効時VRAM使用量3.9GB、テクスチャ圧縮を無効にすると7.3GB近く消費する。
FRAPSでしか録画できず、1440pではCPU負荷が大きすぎてフレームドロップが発生してしまい1080pでの録画かつフレームレートの数値表示がうまくいかなかったが、この設定で常時60fpsをキープしている。